今日は、ふと昔の職場で感じていた「通勤手当」のことを思い出しました。
私が努めていた職場では、給与や手当の支給に関する手続きがとても厳密で、細かい確認が必要でした。もちろん、それは大切なことですが、実際に現場で担当していた立場から見ると、「ここまでする必要があるのかな?」と感じることも少なくありませんでした。
今回はその一例として、「通勤手当」の手続きについて感じていたことを、少し振り返って見たいと思います。
◆ 1. 通勤手当は“最短ルート”で計算される
- 私がいた職場では、自家用車通勤の場合は「最短距離」が原則。
- 社会通念上のルート(交通量の少ない道や安全なルート)より短い道があれば、そちらが優先。
- キロ数の区分で手当の金額が変わるので、ギリギリの距離だと緊張感が走る。
◆ 2. 距離の決定には実測と確認が必要
- 行きは直線ルートでも、帰りは一方通行や工事で迂回…そんな場合は行きと帰りを実測し、平均を取って距離を算出。
- 職員によっては、決定者が実際に自分で走って確認することも。
- 地図添付・申請のやり直し・書類の差し替え…思った以上に時間と労力がかかる。
◆ 3. 監査で「このルート違う」と言われたら…
- 数年後に監査で「この距離は不適切」と指摘された場合、3年間さかのぼって職員が返金することもある。
- 金額にして数万円から数十万円単位になることも。
- 会社のお金だから厳密に、というのは分かるけれど、正直つらい。
◆ 4. 私が思っていた「改善できたらいいのに」
- たとえば、スマホのGPSやルート記録アプリで申告できれば、客観的なデータで距離を算出できる。
- こうすれば、申請・確認・修正の手間や、返金リスクもかなり軽減されるのでは。
- 他の職場で導入されている例もあるようなので、もっと広がってほしいと感じていた。
🌸まとめ:小さな改善が、大きな負担軽減に
通勤手当の距離ひとつとっても、現場では本当に多くの手間がかかっていました。
もちろん、「公正であること」は大切です。でも、「簡素でわかりやすく、間違いにくい仕組み」も、同じくらい大切なのではないかと思うのです。
私自身が感じたのは、「こうだったらいいのに」という声を、気軽に伝えられる仕組みがもっと必要だなということ。
いつか、少しずつでも働く人の負担が減るような仕組みに変わっていけばいいなと願っています。
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