50代、これからは "ねばならない" を手放して

心と体をゆるめて、静かに整える
元公務員あじっちが、気持ちを軽くするヒントを綴ります。

はじめての方へ

【心と脳を整える暮らし】見た目はミニマリスト。中身は心の断捨離という私の暮らし

心と脳をととのえる暮らし(私の場合)
心と脳をととのえる暮らし(私の場合)

🌿50代で生き方を選び直した元公務員のあじっちです。
かつては「ちゃんとしなきゃ」「人との比較をこっそり」と思い詰めていましたが、今はもっと自然体で生きたいと思えるようになりました。
そんな私の再出発の記録が、どなたかの励みになれば嬉しいです。✅ 


小さい頃の私と、片づけられない苦しみ

私は、子どもの頃の記憶をとてもよく覚えています。場面や人の顔、そのときの気持ちまで、まるで当時にタイムスリップするように。そんな私の性格は、時に人との会話を豊かにし、また時に自分自身を苦しめてもきました。

幼稚園に入る前、両親は共働きで、私は近所の託児所に預けられていました。身長が高くしっかりして見えた私は、あまり構ってもらえず、先生に甘えられる他の子を見ては、羨ましく感じていました。小さな私は、抱っこしてほしい気持ちを抱えたまま、時々“うんち”のおもらしをしてしまうことも。そのたびに大人に処理をしてもらいながら、先生に申し訳なさを感じていた記憶があります。


整理整頓が苦手なまま、大人になって

小学校に上がっても、「片付けが苦手」と父に言われ続け、ランドセルの中はごちゃごちゃ、教室の机の中も整頓できないまま。けれど私は運動が得意で、明るく元気なキャラで通っていました。自分でも「大人になれば解決する」と思っていたのです。

中学になってからも同様で、そして就職してからも。

持ち物が増え、やるべきことが増え、頭の中で同時にいろんなことを考えながら、メモをとる習慣もなく、ただただ走り続けました。目の前のことをこなしながら、次々と頭に浮かぶ「やらなきゃ」を処理する日々。

気がつけば、机の上は書類で山積み。冷蔵庫もカバンの中もごちゃごちゃ。でも、記憶力だけはよく、人の顔も、締め切りも、数字も、何となく頭に残る──そんな自分の特性に頼って生きてきました。


今の暮らしと、少しの「心の軽さ」

そして、今。

家を手放し、狭いアパートで夫と二人暮らし。ものを減らしたことで、心が少し軽くなりました。冷蔵庫やバッグの点検もこまめにするようになり、暮らしは少しずつ整っています。

先日、夫に「片付けが苦手でごめんね」と伝えたら、彼はこう言ってくれました。

「片付けようと思っていてもできないなら、それは仕方ないよ」

私はまた少し泣きそうになりました。人格で、夫には敵わないと感じたのです。


まとめ:大人になっても困ってる私へ

昔、父が言っていた「大人になったら困るよ」は、まさに今、私が抱えていること。でも、大人になっても困っているこの状態を、

「ほくろみたいなもの」と

私は「自分の特性」だと受け入れることにしました

見た目はシンプルでも、心の中は複雑でいっぱい。だからこそ私は、「心の断捨離」を選びました。

他人と比べなくていい。 自分を責めなくてもいい。

できないことを数えるよりも、できることに目を向けて、自分らしく生きる。

それが、今の私の「ミニマムな暮らし」です。


あじっちのつぶやき

「ちゃんとしなきゃ」「いつかできるようになる」──そう思いながら、大人になってもずっと困っていることって、ありますよね。

でもそれは、努力が足りないのではなく、「特性」なのかもしれません。

今、ようやく私はそれに気づけました。

無理せず、ほどほどに。自分の苦手さも、優しさも、大切にしながら。

そんな暮らしを、これからも続けていけたらと思っています。

最後までよんでくださってありがとうございました。

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