50代、これからは "ねばならない" を手放して

心と体をゆるめて、静かに整える
元公務員あじっちが、気持ちを軽くするヒントを綴ります。

はじめての方へ

【50代FP2級試験を受けてみる】FP日記#5|不動産分野の学びで思い出した、大事なものが教材となった確定申告のこと

50代から
50代からFP2級の資格に挑戦してみる

※私は現在FP2級資格取得に向けて勉強中です。この記事は学習に基づいた情報提供であり、資格を持った専門家としての助言ではありませんのでご了承ください。

こんにちは、あじっちです。

今回は「FP2級試験の不動産分野」の学びを通じて、私が2年前に実際に体験した「家の売却と確定申告」のことを振り返りながら、知らないと損してしまう【譲渡損失の特例】や【更正の請求】についてご紹介します。

同じように不動産を手放す予定のある方や、確定申告に不安を感じている方のお役に立てたら嬉しいです。

不動産分野は「目に見えるのに、意識してこなかった」

学習はYouTubeで人気のFP講師・ホンダさんの講義を中心に進めています。
彼の言葉で印象的だったのは、「不動産は目に見える存在。でも意識しないと学べない分野です」という一言です。

ホンダさんは、大学で都市工学を学び、建築基準法などが「人々の暮らしを支えるためにある」と説明してくれました。
そんな講義を受けながら、「この建物、日当たりはどうかな?」「この道路幅は4mあるかな」など、日々の景色を違う視点で眺めるようになってきました。

しかし実際には、専門用語や複雑な計算、そして不慣れな制度の数々に、正直なところ苦戦中。眠くなりながら、眉間にしわを寄せつつも、なんとかイメージを膨らませながら学んでいます。

そんななかで出てきたのが、「不動産にかかる税金と特例」の中にある

「居住用財産の譲渡に係る特例」でした。

あの時の・・・と、
2年前に家を売却したときの記憶がよみがえってきました。
でも、ある出来事を思い出したことで、「これも自分の経験の延長線上にある」と気づけたのです。


わたしたちが生活を大きくかえたこと

2年前、わたしと夫は長年暮らしてきた家を手放しました。
理由はあえて詳しく書きませんが、人生の大きな転機があり、夫婦ふたりで「暮らしを軽くしたい」と願った結果の決断でした。
そのとき、私はすでに仕事を辞める決断をしていて、気持ちも整理しきれていない中で、確定申告や税金のことに向き合うことになりました。


税務署での「もやもや」と、ホッとした瞬間

家を売却した際、夫が調べてくれて「譲渡損失の特例」があることを知りました。
わたしたちのケースはやや複雑で、共同名義・ローン残債ありという状況だったため、確定申告前に税務署に相談予約をとって出向きました。

しかしその場では解決せず、必要な書類をそろえて再び持参しても、その時点では「受付のみ」で詳しい確認もしてもらえず…。
しばらく音沙汰がなく不安になって問い合わせたところ、ようやく担当者とつながり、やりとりが始まりました。

最終的には「更正の請求書」を提出し、所得税の還付を受けることができました。

これは税務署を責めたいわけではありません。大人として、社会人として、わたし自身が 人生で稀にしか遭遇しない事に出会った時には、時間をかけて慎重になる と痛感した経験でした。事後処理を丁寧に行っていただいた税務署の職員さんに感謝しています😊

ホンダさんが話していたように、「法律って冷たそうに見えて、人を助けてくれるルールでもある」と実感した瞬間です。


「辛い時に税金が還ってきた」──心にしみた制度の存在

もちろん、売却損による所得税等の還付金は、金額としてはささやかなものでした。

私は、前年の所得のために、大きな額の住民税の請求がくるだろうと予想していましたが、税務署からの通知に遅れて9月ころ、住民税の還付の知らせも夫婦共にありました。その時すでに私は無収入だったので、ほっとしたことを覚えています。

でも、あのときは心も暮らしも不安定だったからこそ、「ちゃんと制度がある」「その制度に助けられた」と思えた体験は、今でも心に残っています。

税金のしくみって、どこか遠くて、難しくて、自分とは関係ないものだと思っていたけれど、こうして生活に寄り添ってくれる場面もあるんですね。


わたしの今と、これからの学び

現在はFPの試験に向けて、日々少しずつ学習を進めています。
不動産の知識も、過去の経験と重なりながら、少しずつですが自分の中に積み上がっている感覚があります。

あのとき、「辛い決断のあとに、制度がそっと支えてくれた」経験があったからこそ、今こうして勉強を頑張れて、過去の体験を学習に重ねることができているのかもしれません。

そして、自分の過去をこうして整理することで、「軽く生きたい」という今のわたしのテーマとも、やっぱりつながっているんだと感じます。


あじっちから皆さんへ

人生の大きな転機で家を手放した私たち夫婦。

当時は税金や手続きに戸惑いながらも、譲渡損失の特例や更正の請求を知っていたことで、確定申告後に税金の一部が還付され、少しホッとした気持ちになれたことを覚えています。

「制度って難しそう…」と感じる方も多いと思いますが、使い方次第で私たちの暮らしを静かに支えてくれる心強い味方になることもあるんですね。

これから不動産を手放す方、FPの勉強をしている方、そして暮らしを見直している方にとって、この記事が何かのヒントになれば嬉しいです。

🕊️ あじっち

最後までよんでいただいてありがとうございました。

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