50代、これからは "ねばならない" を手放して

心と体をゆるめて、静かに整える
元公務員あじっちが、気持ちを軽くするヒントを綴ります。

はじめての方へ

50代からの人間関係断捨離と自分時間|野球観戦で気づいたゆるい暮らしのヒント

心のこと
心のこと

🌿50代で生き方を選び直した元公務員のあじっちです。

今日は、身近におきたことで、また多くの気づきをもらいました。

相変わらず、”50代にしてやっと知った”というお話しです。

自分の生活にメリハリをつけることの大事さと、人との調和の大切さを改めて認識したお話しです。

はじめての野球観戦で気づいた、人間関係の距離感

15年ほど前、同じ職場の人が「娘の住む街に野球観戦に行く」と、ウキウキした様子で金曜の夕方に職場をあとにしました。
当時の私は、県外まで野球を見に行くことがそんなに楽しいのだろうか…と、その人の気持ちを理解できず、「もっと他にすることがあるのでは?」と、お節介な思いを抱いていました。

先日、夫が知り合いから野球観戦チケットをもらい、家族で行くことになりました。
人混みや新しい場所が苦手な私は、なんとなく気乗りがしませんでした。
それでも球場へ足を運ぶと、すでに大勢の人が応援の準備を整え、ユニフォーム姿で声を張り上げています。
手荷物検査を受け、ようやく席へ。周囲の年配男性たちは激励なのかヤジなのか、大きな声で選手に声をかけています。


初めての球場での変化

プレイボールがかかると、一喜一憂しながら応援にも熱が入っていきます。
気恥ずかしさを感じていた私たち家族も、自然と手をたたき、声を出し、周囲と同化していました。

雨が降り出したときは「嫌だな」と思いましたが、周りは球団カラーのポンチョを着て普通に応援しています。
私たちも慌ててポンチョを買い求め、雷さえ鳴らなければ雨に濡れながら応援を続けます。
そんな日常ではない時間が、球場にはありました。

二列前の三席が空いていましたが、やがて若い女性が一人で座り、手慣れた様子で応援の準備。
周囲には、お孫さんとおばあちゃんのペアもいて、身支度はばっちりです。
試合が進むにつれて、背番号や守備位置もわかり、違った見方や楽しみ方ができるようになります。
気づけば、胸が高鳴る瞬間が増えていました。


人はこうして「日常」から離れる

19時を過ぎた頃、前の女性の隣に同じ年頃の女性が座り、二人で談笑しながらサンドイッチをつまんでいました。
遠くの席では、相手チームの応援がさらに激しさを増しています。
夫の友人はそのチームのファンで、「応援の渦の中に入ってがむしゃらに声を出すのが好き」だと教えてくれました。

時間の経過とともに、私の気持ちも変化していきます。
野球場という場所は、常に何かに囚われて、考えなくてもいいことまで考えてしまう私にとって、日常から切り離された空間でした。
「こういうことなんだ」と、そのとき納得しました。


50代からの人間関係断捨離と自分時間

仕事をやめたことは、私にとって必然でした。
長い直線のような人生の中で、その出来事は一つの目盛りにすぎません。
直線はまだまだ続きます。
振り返れば、かつての私も、仕事以外に夢中になれる時間や空間を持っていたら、それはとても素敵なことだったのかもしれません。

50代になってよく思うのは、人間関係もまた「断捨離」が必要だということ。
他者とのつながりは大切ですが、自分をすり減らす関係は手放し、自分の時間を充実させることが、ゆるい暮らしを支えてくれます。

さらに、この野球場にきて味わうことができた”違う感覚は、今後の生き方の参考になるものだと。


心理学・脳科学から見た、自分時間と孤独のバランス

球場で過ごした時間を振り返ると、その心地よさは心理学や脳科学で説明できると感じます。

  • アイデンティティの維持
     人は「役割」で自分を定義しがちですが、役割から自由な時間が、自分らしさや好奇心を保ちます。
  • 脳のリセット効果
     集中と休息の切り替えは、創造性や問題解決力を高めます。
  • 心理的ウェルビーイング
     自分の意思で選んだ時間は、自己肯定感や精神的安定を支えます。

他者との交流は脳を活性化し、孤立を防ぎます。
ただし融合しすぎると自己境界が曖昧になり、依存や摩擦の原因にもなります。
心理学的には「適度な相互依存」が理想です。


夏の暑い夜に、あじっちが想ったことです

野球観戦は、一人でも健康的に自分時間を楽しみながら、第三者と間接的に交流できる空間でした。
50代の人間関係断捨離は、孤独を避けながらも、自分の時間を大切にすること。
人が「ひと」として成立するためには

  1. 自分だけの時間で自分を整える
  2. 他者と関わり心を響き合わせる
    この二つのサイクルが欠かせない――そう心から思います。

ちょっと固いお話しになりましたが、なぜ多くのひとが魅了されるのか、私がとても衝撃を受けたので、書いておこうと想ったのです。

最後までよんでくださってありがとうございました。

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