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はじめに──服の山を崩したら、朝が静かになった
30代の私は「よく見られたい」気持ちで服とバッグを集め、クローゼットは常に満杯でした。
家を手放して引っ越すとき、いちばん時間を奪ったのが衣類の処分。
メルカリで売れると思っていた高価な服は動かず、タグ付きのプチプラが箱からいくつも出てきました。
今は“出番”で残すだけ。朝の「何を着る?」が消えて、30分分の静けさが戻りました。
なぜ山になるのか──「見栄・比較・予備」の三重構造
- 見栄:人にどう見られるか基準→“映える一張羅”が増える
- 比較:他人の軸で選ぶ→自分の体温が抜け落ちる
- 予備:「いつか」「念のため」で同じ服を複数保有
この三重構造が出番ゼロを量産します。値段や思い出は判断を曇らせる“ノイズ”。今の暮らしで着るかに戻します。
手順:出番で残す「90分の一斉判定」
STEP1(20分):全部出す→“今週の5コーデ”を先につくる
- よく着るトップス5・ボトム5・羽織2・靴2を先に取り分け。
- 鏡の前で5コーデを作ってスマホ撮影。
ここで“核”を確保。以降は核に合うかで判定します。
STEP2(40分):出番基準で3箱に分ける
- A 残す:今季3回以上/サイズ快適/着ると機嫌が上がる
- B 保留:迷う/季節待ち/お直し検討(期限30日)
- C 卒業:今季0回/サイズ不快/似た服が複数
「高かった」「思い出」は判断材料から外す。出番=正義。
STEP3(30分):出口を決める(翌日までに1つ発送)
- リユース宅配(点数が多いときの“時間節約”)
- 寄付・リサイクル(近場で当日完了)
- フリマ(単価が高い“数点だけ”に絞る)
迷ったら時間が勝つ出口を採用。翌日までに1箱出すのがコツ。
バッグ問題は“出番シーン”で解決
- 生活圏の3シーンに固定:
- ①毎日:A4/自立/軽い
- ②買物:斜めがけ/両手空く
- ③晴れの日:小ぶり/上品
- 同じ役割が2つあれば似合う方だけ。
- 1 in 1 out:新規投入は1つ卒業とセット。
“服に合わせるバッグ”から**“予定に合わせるバッグ”**へ。
朝を軽くする「5コーデ運用」
- クローゼット扉裏に今週の5コーデ写真を貼る
- 迷わず取れるよう位置固定(上段:羽織/中段:トップス/下段:ボトム)
- 夜のうちに翌日の1着をハンガーセット
→ これだけで朝の判断コストがゼロになります。
よくあるつまずきと回避
Q. 高かった服が手放せない
A. 「回収額」ではなく**“空いた時間×30日”**で比較。毎朝5分×30日=150分は、あなたの未来収入を生む時間です。
Q. 痩せたら着る予定
A. その頃には好みも変化。体が変わったら服も更新が自然。
Q. 思い出が強くて決められない
A. 写真を撮って感謝して卒業。モノから「物語」だけ残す。
1週間の実験プラン(無理しない版)
- Day1:5コーデ撮影/位置固定
- Day2:同型・同色の重複トップスを1枚卒業
- Day3:バッグを3シーンの役割で並べ替え
- Day4:保留箱に30日付箋を貼る
- Day5:寄付・宅配・フリマの出口を1つ決定
- Day6:クローゼットの空きスペースを空白のまま保つ
- Day7:朝の迷い時間が何分減ったかをメモ
「できた」だけ記録。満点は狙わない。
まとめ──“出番”が基準だと、暮らしが軽い
- 値段や思い出ではなく今の出番で決める
- 5コーデ先取りで朝の静けさを取り戻す
- 迷う服は期限付きの保留で前へ進む
- 出口は時間が勝つ方法を選ぶ
服とバッグを減らすことは、“自分を削る”ことではありません。
私に戻る面積を増やすこと。
空いた時間と心の余白を、これからの私のために使っていきましょう。
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参考
- 今日の参考:『服を減らせば、おしゃれは自由になる』 — 出番の発想を育ててくれた一冊。
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