最終更新:2025/10/01|構成・ワークを追加しました
50代で生き方を選び直した元公務員のあじっちです。かつて私は「生産性がない自分」に不安を感じ、休んでいても落ち着かない時期がありました。この記事は、「私、何も生み出していない…」が頭を離れない日に、自分の価値を取り戻すための具体策をまとめたものです。
この記事の要点(1分)
- 悩み:給与=価値だと思ってしまい、家にいる自分を「生産性ゼロ」と責める。
- 結論:価値はお金を増やすだけでなく、支出を減らす/時間を生む/安心を増やすで構成。日々の「見えない貢献」を見える化すれば、自己否定は止まる。
- 今日の一歩:①3分価値ログ ②依頼のABC基準で線引き ③断り/受け取りテンプレを1つだけ使う
なぜ「生産性がない」に苦しくなるのか

- 給与=価値の思い込み:長年の働き方で「数字で測れない貢献」を過小評価しがち。
- 見えない家事・ケア労働:家の快適さや安心は成果が見えにくい。
- “引き受けすぎ”の後遺症:頼まれ仕事が習慣化し、休んでいても罪悪感が起動する。
価値を取り戻す「3ステップ」
ステップ1|3分「価値ログ」で見える化
夜、紙1枚でOK。今日の行動を3行で書き分けます。
- お金:固定費の見直し/特売の活用/ムダ買いゼロ
- 時間:家事の時短化/動線の改善/手順の定番化
- 安心:健康管理/書類整理/家族の段取り
例:「電気契約を見直して月−800円」「夕飯を定番化で30分短縮」「通院書類を1ファイルに集約」
合計金額や時間に置き換えると、“自分の稼ぎ”や“生み出した時間”として実感が湧きます。
ステップ2|頼まれごとの「ABC基準」
依頼は次の基準でふるいにかけます。
- A=受ける:自分の目標に直結/2時間以内/対価や学びが明確
- B=条件付き:時間上限を宣言して受ける(例:「30分だけ」)。お返しや代替案をセット
- C=受けない:夜間作業/長時間単純作業/“私がやります”の流れ作業化
過去の「42枚DVD」「夜中作業」は典型的なC。今後はB基準の短時間orAだけに限定。
ステップ3|言い方テンプレ(受け取り/断り)
- 受け取る:「ありがとうございます。とても助かります。今日はここまでで十分です。」
- 短縮して受ける:「よろこんで。30分で一区切りの内容にできますか?」
- 断る:「お役に立ちたい気持ちはあります。今は手が空かず、今回はごめんなさい。〇〇さんに確認されるのが良さそうです。」
ワーク:私の「見えない稼ぎ」を数値化

- 固定費:通信・電気・保険で下げた月額を合算(例:−2,000円/月)
- 時短:家事の短縮合計(分/日)×30日=(時間/月)
- 安心:通院・健診・書類整備をチェックボックス化(回数/月)
月末に「お金+時間+安心」を1行で記録。これが“私の価値レポート”です。
よくあるつまずきとリカバリー
- つまずき:休むと罪悪感が湧く
対策:休みも価値ログの“安心”欄に記録(睡眠、散歩、通院は未来の生産性)。 - つまずき:頼まれるとNOが言えない
対策:まず「予定確認します」といったん保留→ABCで判断。 - つまずき:「また引き受けすぎた」
対策:終了後に学び1行(次回はB基準に/夜は受けない 等)。
まとめ(今日の1cm)
- 今夜、3分価値ログを書く(お金/時間/安心)
- 明日から、頼まれごとはABC基準でふるいにかける
- 断りテンプレを1つだけ丸暗記しておく
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※個人の体験に基づく一般的情報です。心身の不調が続く場合は専門窓口へご相談ください。
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