※本記事には広告が含まれます。内容は筆者の体験に基づく一般情報です。商品の最終判断は各公式をご確認ください。
🧭 この記事の要点(1分)
- 50代のFP2級は「若い頃と同じ短期集中スタイル」だとつまずきやすい
- 学科と実技は分けずに「同時進行」でやったほうが理解も合格も早い
- 動画(理解)+問題集(定着)+テキスト(確認)の“3点セット”が必要
🟩 はじめに:50代でFP2級に挑戦してみて、現実を知った

こんにちは、あじっちです。
今年の夏、FP2級の受験を決意し、
ブログに学習記録を残しながら勉強してきました。
しかし結果は──
❌ 学科だけ不合格
FP3級には「10日で無料テキスト問題集」で合格したこともあり、
「2級も短期集中でいけるだろう」と完全に油断していました。
ところがその2週間後に受けた 実技試験には合格。
落ちたことも、受かったことも、すべて含めて、
50代の学習に必要な「現実」と「工夫」を体験したと思っています。
この記事は、同じようにFP2級を目指す50代の方が
私と同じ“遠回り”をしないよう、前編として「失敗と気づき」をまとめたものです。
📚「体系立てて学びたい」「動画で全体像をつかみたい」という方には、
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🟩 結論:50代のFP学習は「若い頃と同じやり方」では通用しない

最初に私の結論を書きます。
- 50代の学習は、“短期合格ルート”がそのままは機能しづらい
- 私は 学科に落ちたが、実技には合格 という結果になった
- 2級は「理解 → 反復 → 休息」をセットで回すと伸びる
- 学科と実技を同時進行するほうが、結果として最短だった
この結論にたどり着くまでに、
私はかなり時間とメンタルを消耗しました。
これから挑戦する方には、
できるだけ “遠回り” を減らしてほしい──そんな思いで書いています。
🟩 私の失敗①:3級の成功体験を「そのまま」当てはめた
まず大きな誤算はここでした。
- 3級:10日でネットの無料テキスト問題集 → 合格
- その成功体験のまま、2級にも突入してしまった
「FPって、そういうふうに一気に詰め込めばなんとかなる資格」
と、勝手に思い込んでしまったんですね。
2級は範囲も深さも増えます。
3級と同じ感覚で走り出した時点で、もうつまずきの種はできていました。
🟩 私の失敗②:動画を“流し見”して覚えた気になった
次にハマった落とし穴が、「動画学習」の扱い方です。
私は FP CAMP(ホンダさん)月額4,000円×2か月 を利用しました。
良かった点(本音でいいます)
- とにかくわかりやすい・挫折しづらい
- 動画のテンポが良く、聞き取りやすい
- 実技パートの説明がとても優秀
- 3級レベルの理解には本当に心強い
3級のときは、ホンダさん(FP CAMP)のYouTubeがとても役立ちました。
その信頼感があったので、2級もFP CAMP+テキストで進めました。
でも、50代の私はこうつまずいた
- 見るだけで「わかった気」になってしまう
- 3日後には、内容がかなり抜け落ちている
- 特に 金融分野 が頭に残らない
- 動画時間が長くなると、集中力が続かない
「動画→なんとなく理解→そこで止める」
このパターンを繰り返してしまい、
問題集で“自分の頭を動かす時間”が圧倒的に足りていませんでした。
今ならこう思います。
動画は「導入」と「全体像の理解」に使う←必要です
本当の定着は、問題集とテキストでしか起きない
🟩 私の失敗③:学科だけを先にやったこと
もうひとつの大きなミスは、
「学科だけを先に終わらせよう」としたこと
一見すると、
- 学科に合格してから
- 落ち着いて実技に進む
この順番が“王道”に見えますよね。
ところが実際には、私はこう感じました。
🔻 実技をやるほうが、学科の理解も深まる分野が多い
- ライフプラン
- 税金
- 保険
- 不動産
- 相続 ……など
実技問題は、
学科で見た聞き慣れない語句を ストーリーと計算問題に変換したもの です。
「言葉として知っていたことが、人の人生の中でどう使われるのか」
これを実技で体験すると、学科の知識が急に覚えやすくなります。
私は
- 学科だけを詰め込んで受験 → 11月の学科不合格
- その後、実技を集中的にやってようやく「あ、そういうことか」と腹落ち
という、だいぶ遠回りなルートをたどりました。
🟩 使った教材(50代目線の正直レビュー)


ここからは、実際に使った教材について
50代の私なりの視点で書いておきます。
▶ FP CAMP(ホンダさん)【月額4,000円 × 2か月】
良かった点
- とにかくわかりやすい
- 独学の不安をかなり減らしてくれる
- 実技対策としても使える
- 「学ぶって楽しいかも」と思わせてくれる
私はホンダさん(FP CAMP)の2級テキストをiPadに入れて学習しました。
スマホより見やすく、
動画 → テキスト → 問題集 の流れが作りやすかったです。
注意点(50代として感じたこと)
- 見るだけでは定着しない
- 問題演習の量は、自分で補う前提
- 2級は「流し見」では進まない
- 長時間視聴は、どうしても集中力が落ちる
▶ TEPPEN(問題集)
- 問題が厳選されていて、実技にとても強い構成
- 短期でサクッと回しやすい
- スマホ学習が得意な人向き
「量より質」で攻めたい人に向きます。
一方で、私は LECの問題集と併用してバランスを取る 形に落ち着きました。
▶ LEC テキスト&問題集(各2,000円台)
- 情報量が多く、法改正の反映も早い
- 本試験レベルに近い問題が多い
- テキストを通読すると“安心感”は得られる
ただし、50代の私には
- テキストを「読むだけ」だと頭に残りづらい
- 問題集とセットで回して、はじめて身につく
という感覚でした。
🟩 50代がつまずきやすい理由(実体験から)

私自身の体験から、
「ここでつまずく人、多いだろうな」と感じたポイントを挙げておきます。
① 集中力が「朝だけ」しか続かない
自宅学習をしていましたが、
午後はどうしても眠くなったり、ぼんやりしたり。
「午前中勝負」と割り切ればよかったのに、
1日中できなかった自分を責めてしまう日が多かったです。
② 記憶が“短期的に蒸発する”
昨日覚えた公式や数字を、
今日になるときれいに忘れている。
若い頃にはあまりなかった現象で、
最初はかなりショックでした。
③ 生活の中で気が散りやすい
- 家事
- 自分の体調
- 家族の予定
完全に学習だけに集中できる日は、思った以上に少ないです。
「今日は30分だけ」「問題10問だけ」でも
“積み上がり”として認めてあげるメンタル設計が必要だと感じました。
④ 合格率の数字に振り回される
FP2級の学科合格率は 40〜60%台 と言われています。
数字だけ見ると「いけそう」と思いますが、
- 若い受験生も多い
- CBT(パソコン)受験への慣れも必要
50代で初挑戦する場合、
「数字ほど簡単ではない」と思っておいたほうが気持ちは楽です。

🟩 番外編:勉強が「わが家の見直し」にもつながった
FPを学んで気づいたのは、
「一般論」と「わが家」はまったく違う
ということでした。
- この保険、本当に今のわが家に必要?
- 医療費・固定費のバランスは?
- 将来の生活設計に合っている?
自分ひとりで考えていると、
不安だけがふくらんで、数字に落とし込めないことがあります。
そんなときは、
一度“第三者の目”で家計や保険を見てもらうのも手です。
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「相談すること自体が怖い」という方も多いですが、
FPの勉強をした今だからこそ、
プロの意見を聞きながら“わが家の答え”を一緒に考える価値は大きいと感じています。
🟩 今ならわかる:「最初からこうすればよかった」(前編まとめ)
最後に、ここまでの内容を
「もし、最初に戻れるなら」という形でまとめます。
- 学科と実技は同時進行でやる
- 動画 → 問題集 → テキストを 2サイクル以上 回す
- 問題集は、少なくとも 3周以上
- 金融分野は最初から重点的に(“暗記ゾーン”として早めに取りかかる)
- 自宅だけでなく、図書館を拠点にして「生活と学習を区切る」
- 受験日を先延ばしにしすぎると、かえって緊張感が薄れてしまうので注意
🔸 学習の“土台作り”から整えたい人へ
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