元公務員のあじっちです。
50代女性の中には、無理なダイエットで「痩せすぎてしまう」方も少なくありません。
私自身も一日一食の暮らしを続ける中で体重が41kgまで落ち、人間ドックでは「低体重=不健康」と診断を受けました。
この記事では、私が体験した「痩せすぎの落とし穴」と、健康を守るために心がけていること、そして体調と家計を大きく変えてくれた“お酒をやめる選択”についてお話しします。
50代女性が「痩せすぎ」に悩む背景

数字だけを追いかける危うさ
雑誌やダイエット本では「身長-120」を理想体重と紹介されることがあります。
一方で、医師が用いるBMI基準は、165cmなら56kg前後が標準です。
👉 同じ「理想体重」でも、情報源によって大きく差があるのです。
若い頃の私は「細ければ細いほどかっこいい」と信じていました。
165cmで45kgを維持しようとすると、食事制限ばかりで毎日が窮屈になります。
体力も落ちて、心まで疲れてしまい本末転倒になると思います。
数字だけをゴールにしてしまうと、生活の自由が奪われてしまいます。
一日一食で「自然に痩せすぎ」てしまった私

50代になり、夫との暮らしの中で私は「一日一食」というスタイルに落ち着きました。
お昼は家事の合間にお茶やコーヒーで済ませてしまい、気づけば夕食だけで十分です。最初は「作るのが面倒だから」という理由でした。
ところが、自然に体重が減り続け、最終的に41.5kgに。
健康診断で「低体重」と指摘され、人から「痩せすぎじゃない?」と心配されるようになりました。
数字上は異常がなくても、体のサインを無視するのは危険。特に50代は筋肉量や免疫力の低下につながりやすく、意識して栄養を補う必要があります。
50代で「痩せすぎ」と診断されるのは、見た目の問題だけではありません。
体重が軽すぎると、骨粗しょう症や貧血のリスクが高まり、特に閉経後の女性は骨量が減りやすいため注意が必要です。
また、体脂肪が少なすぎると女性ホルモンの働きに影響が出ることもあり、更年期症状が強まる場合もあります。
さらに最近注目されているのが「フレイル(加齢による虚弱)」です。
痩せすぎによって筋肉が落ちると、転倒や骨折のリスクが上がり、日常生活に支障が出ることも。
「体重が少ない=健康」ではなく、むしろ健康寿命を縮めてしまう危険性があるのです。
さらに「生活の質(QOL)が落ちる」とも言われています。
「疲れやすくなる」「外出がおっくうになる」「人との交流が減る」など、心の元気まで削がれてしまうことがあるのです。
人間関係を整える「断捨離」とは違い、痩せすぎによる交流の減少は望ましいものではありません。
生活への意欲が低下してしまうのも、見過ごせない弊害だと思います。
健康診断で知ったことと日常の工夫
人間ドックでは基礎代謝量を測ってもらい、私の数値は1250kcalでした。
「筋肉量が落ちすぎないように」と医師からアドバイスを受け、日常生活に小さな工夫を取り入れるようになりました。
- エレベーターではなく時々階段を使う
- ナッツやサプリで栄養を補う
- 軽いストレッチや散歩を続ける
👉 無理な運動や厳しい食事制限ではなく、「できる範囲の工夫」を積み重ねることが、50代には大切だと実感しました。
痩せすぎ対策に取り入れた食の工夫
私が意識しているのは「少しで栄養を補える食品」を選ぶことです。
- ナッツ類(良質な脂質とたんぱく質)
- 飴(気分転換。食べすぎ防止に個包装を選ぶ)
- 大麦グラノラ(シンプルで栄養がとれるおやつ)
特に【大麦グラノラ】はお気に入りです。
牛乳やヨーグルトをかけなくても、そのまま素材の味で楽しめるのが魅力です。甘いものが欲しいときに手軽に栄養を補えるのが助かっています。



「美味しいから続けられる」ことも、健康の一部だと思います。
お酒をやめて気づいた3つの変化
体がラクになった
飲酒は睡眠の質を下げ、翌朝のだるさを引き起こします。
お酒をやめてからは夜ぐっすり眠れるようになり、朝の目覚めも軽くなりました。
気持ちが安定した
お酒を飲むと一時的にリラックスできますが、翌日には気分が沈むこともあります。
今は「お茶や音楽を楽しむ」「甘いものを少しだけ」という小さなごほうびで、気持ちを落ち着けています。
お財布も助かった
以前はビールやチューハイを毎晩のように飲んでいました。
それだけで月1万円以上、年間にすると十数万円の出費です。
”一日の終わりにお酒で一息つくこと”が、私にとって当たり前の習慣でした。
お酒がまるで「今日もよく頑張ったね」と慰労してくれているような気がしていたのです。
でも今は、その楽しみがアイスクリームに変わりました。
小さなごほうびを味わいながら、早めに休んで翌朝に備える暮らしです。
翌朝は体が軽く、家事やブログに取りかかるのもスムーズだと感じています。
お酒は「合法だから安心」と思われがちですが、健康への害はとても大きいものです。
世界保健機関(WHO)も「少量でも発がんリスクを高める」と警告しています。
また、肝臓や膵臓、心臓への負担は長期的に大きく、睡眠の質やホルモンバランスにも悪影響を与えます。
違法薬物より危険性が低いと考えられがちですが、依存性や社会的な被害はアルコールの方が大きいと指摘する専門家もいます。
それほどまでに身近でありながら、健康リスクが十分に知られていないのが「お酒の怖さ」ではないでしょうか。
50代ダイエットで大切にしたい3つのこと

- 数字ではなく体感を大切にする
朝すっきり起きられるか、快便快食できているかが健康の目安。 - 痩せすぎを防ぐ工夫を取り入れる
ナッツやサプリ、手軽に栄養を補える食品を活用する。 - お酒を手放して体とお財布を守る
「飲まない日」を増やすことから始めてもOK。体調の変化と出費の軽減に気づけるはずです。
まとめ|痩せすぎない・無理しない・お酒を手放す暮らしへ

50代のダイエットは、ただ痩せることがゴールではありません。
心身の健康を守りながら、自分にとって「ちょうどいい暮らし」を続けることが大切です。
私自身の結論はシンプルです。
👉 「痩せすぎない」「無理しない」「お酒は手放す」
この3つを意識することで、体も心もラクになり、家計にもゆとりが生まれました。
もし同じ悩みを抱えている方がいたら、まずは小さな一歩から始めてみてください。
健康とバランスを意識した50代のダイエットは、きっとあなたの生活を明るくしてくれるはずです。
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