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はじめに:暮らしの中にある“税金の学び”

今年も残り2か月あまり。
専業主婦になってからは、自然と「どうすれば節税できるか」という視点で暮らすように。
仕事をしていた頃は毎年、職員の年末調整を確認する、という部署でもありましたが、自分のこととなると、できる節税などはしてきませんでした。
今は自分で確定申告を行う立場。
家計と制度の関係を、ようやく肌で感じています。
わが家の医療費と日常

夫は1年半前に心臓の人工弁置換手術を受け、
以来、毎日11種類の薬を欠かさず服用しています。
4週間に一度の受診、そして片道50kmの車通勤。
最近は五十肩と腰痛で整形外科にも通っています。
私はというと、長く放置していた虫歯の治療を再開。
この1年は月に何度も歯科へ通う日々でした。
夫婦で合わせると医療費はすでに20万円を超えます。
「医療費控除の対象になるだろうか?」──
そう思ったことが、FP学習を始めたきっかけでもあります。
FP(ファイナンシャル・プランナー)の学習を始めたことで、
「生活に直結する制度」を学ぶ機会が増えました。
特に「医療費控除」や「セルフメディケーション税制」は、
実際に家庭で支払うお金に関わる重要な知識です。
💬 ただ、「うちの場合はどうなんだろう?」と迷うこともありますよね。
そんな時は、無料で相談できるFPサービスを活用するのもひとつの方法です。
“仕組みを学ぶ+わが家を見てもらう”の2軸で進めると、
節税や見直しがぐっと現実的になります。
医療費控除の対象になるもの・ならないもの
医療費控除の対象は、「治療を目的とした支出」です。
夫のように医師の指示で服用している薬代や通院費、
人間ドック後の二次検査・治療費・公共交通での交通費は対象になります。この時、再検査する前の人間ドック費用や交通費(公共交通)も医療費控除の対象となります。
一方で、自家用車のガソリン代は対象外。
公共交通を利用した場合は、領収書がなくても
「○○駅⇔○○駅 往復○円」と記録しておけばOKです。
逆に、ドラッグストアで購入した整腸剤・ビタミン剤・サプリメント類は対象外。
“治療目的”ではなく“健康維持目的”のため区別されます。
医療費控除とセルフメディケーション税制、どちらを選ぶ?
判断の目安
- 毎年の医療費が10万円近い → 医療費控除
- 市販薬が多い/医療費が少ない → セルフメディケーション
- 重複申請は不可
- 一時の人間ドック費用は控除対象外、二次検査があれば該当
市販薬で軽度の症状をケアする人を支援する制度が
「セルフメディケーション税制」です。
パッケージやレシートに「★マーク」や
「セルフメディケーション税制対象」と表示されているものが該当します。
🔹代表的な対象薬
| 分類 | 代表例 |
|---|---|
| 解熱・鎮痛薬 | ロキソニンS、バファリン、イブA錠 |
| 胃腸薬 | ガスター10、太田胃散A錠 |
| アレルギー薬 | アレグラFX、クラリチンEX |
| 目薬 | ロートVアクティブ、アイリス40EX |
一方、ビオフェルミン・青汁・サプリは非対象。
医療費控除と重複申請はできないため、どちらか有利な方を選びましょう。
年内から始める「確定申告準備」
- マイナポータル連携
- 医療費集計フォーム
- 月ごとのクリアファイル保存
💡 便利なのが マイナポータル連携。
2か月前の医療費データが自動で反映され、入力の手間がぐっと減ります。


確定申告は来年の話と思いがちですが、
準備は年内スタートが正解。
我が家では、ドラックストアで購入した風邪薬や湿布なども対象になるのでレシートや骨折時に薬局でギブスを購入した領収書、公共交通利用の通院費を記録したものを、月ごとに整理しています。
確定申告時、マイナポータルに反映されない上記の支出を、国税庁の「医療費集計フォーム(Excel)」に入力できるように準備します。

🗂️ e-Tax提出時はCSVファイルを添付するだけで完了。
領収書は提出不要ですが、7年間保存が原則です。
また、人間ドックなど保険適用外の領収書も、
再検査があれば控除対象になるため月ごとにクリアファイルに入れて毎月保管しています。
医療費データは連携できますが、人間ドックの領収書なども、再検査がわかり後から医療費控除の対象となるものなどあるので、全ての領収書を毎月保管しています。

📺 国税庁公式YouTube:医療費控除の申告方法
制度の流れをもう少し具体的に知りたい方は、
国税庁の公式チャンネルでもわかりやすく解説されています。
実際の画面を見ながら手順を確認できるので安心です。
※出典:国税庁公式YouTubeチャンネル
※音声が流れます。再生環境にご注意ください。
数字の整合性が信頼をつくる
領収書を残す理由
- 7年間保存
- e-taxは領収書提出なしでOK(ただし保存義務)
- “数字の一致”が申告の安心をつくる
私が役所に勤めていた頃、職員の内容に申告ミスがあり、年末調整の確認で税務署職員の方が来庁されたことがありました。
淡々と資料を照合する姿を見て、痛感したのです。
「数字の整合性こそが、信頼を生む。」
医療費控除も同じです。
金額・日付・支出先の整合性があるだけで、申告はスムーズです。
「なんとなく」ではなく、記録と根拠をセットにすることが、安心への第一歩です。
一人で抱えず、“プロと整える”という選択

一人で抱えず、“プロと整える”という選択
FPの勉強を通じて、「知ることで不安が減る」ことを学びました。
でも同時に、「すべてを自分で背負わなくてもいい」とも感じています。
医療費・保険・税金──これらは生活の根幹に関わるテーマ。
迷ったら、専門家に一度見てもらうことで、
家計全体が“見える化”され、心にも余裕が生まれます。
✅ 家計や保険を“誰かと一緒に見直したい”方へ
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🪶 一度話すだけで、「うちはこのままでいいのかな?」という不安が
具体的な数字と安心に変わります。
💡 自分でも制度を理解しながら整えたい方へ → アガルートFP講座(公式サイト)
あじっちの場合:Excelと共済を併用
夫は共済組合に加入していますが、
マイナポータル連携では反映されない医療費もあります。
そのため、家計簿入力のついでに医療費をExcelに手入力し、
ドラッグストアの風邪薬等や、人間ドック・二次検査・交通費などを追加入力して合算。
こうした 「自動+手動のハイブリッド管理」 が安心です。
まとめ:制度を知ることは「心の余裕」になる
- 医療費控除は“治療目的”の支出
- セルフメディケーション税制は ★印付き市販薬
- Excel+マイナポータルで効率化
- 領収書は7年保存
- 迷ったら専門家相談で不安が数字に変わる
制度は一見冷たく感じても、
実は「家族を守るための仕組み」。
数字を整えることは、心を整えることに似ています。まとめ:制度を知ることは「心の余裕」になる
🌱 今日の一歩
- レシートを月ごとにクリアポケットへ
- 医療費集計フォームをダウンロード
- 保険マンモスで一度、家計の棚卸し相談をしてみる
年末は、心もお金も整理の季節。
無理せず、できるところから整えていきましょう。
FP視点で暮らしを整える
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