暮らしがガラッと変わり、人との関わりも自然とリセットされた今のわたし。
静かで落ち着いた日々の中で、「痩せすぎてない?大丈夫?」と心配されることもあります。
最近、地域の公民館で開かれている、小さな座談会に参加するようになりました。
そこでは、誰もが何かしらの過去や思いを抱えながら、静かに、でも正直に話せる空気があります。
自分のことを話すのは少し勇気がいりますが、「あ、わたし、こんな風に思ってたんだ」と気づける場所でもあります。
その会で出会った10歳年上の女性が、初対面の私にこう声をかけてくれました。
「細いね〜、ちゃんと食べてる?」
その言葉に驚きつつも、優しさを感じました。
彼女は「わたしも10年前は今より10キロ痩せてたのよ。服が入らなくて大変だった」などと話してくれて、自然と会話が弾みました。
その会に、笑顔の多いふくよかな方がいらっしゃいます。その方と何気無く関わるごとに、“安心感”のようなものを感じます。人と相性が合う ということであればその女性はきっとそうで「その人がそこにいて、心が落ち着けている。このひとはそういう方で、ここはそういう場なんだ。」と気づかされました。

「今の私にちょうどいい体と心」
痩せているのがいいとか悪いとか、そういう話ではなくて、
「今の私の体型は、結果としてこうなっているということ。しかもそれが今は楽なんだ」
と気づけたのです。
この会に通えること、誰かと安心して話せること、そして体が軽いと感じられること。
いや、心が軽くなってきていることが、何よりの変化です。
かつては、自分の体の声なんて聞く余裕はありませんでした。
でも今は、夜21時を過ぎると自然と眠くなり、「今日も一日、無理せず過ごせたな」と思える時間があります。
眠ることも、わたしの楽しみになっている──そんな自分が、少し好きになれそうです。

