──合格より先に、暮らしが軽くなっていた
「50代のつまずき|『努力』と『言葉』の違い」
一番つらかったのは「不合格」より、手が止まる瞬間だった
問題用紙を開いたとき、
「まったく知らない問題」だったわけではありません。
何度も見たはずの計算式。
PER、PBR、ROE、配当性向、EPS。
テキストでは理解したつもりだった言葉たちです。
けれど、
出題の仕方が少し変わっただけで、手が止まりました。
どの数字を使えばいいのか。
どこから計算を始めればいいのか。
頭の中で、言葉がバラバラに散ってしまう感覚。
覚えていなかった、というより、
「結びついていなかった」のだと思います。
不合格そのものよりも、
「考えようとしているのに、動けない」
あの時間が、いちばんこたえました。
二度落ちて、「努力」という言葉が少し苦しくなった

50代になって、静かに暮らしたいと思うようになりました。
仕事を辞め、大きな波を起こさず、
可もなく不可もなく日々を過ごせたらいい。
それが、私の望んでいた暮らしでした。
そんな私が、FP2級の学科試験に二度、不合格になりました。
悔しさと情けなさで、自分の生き方まで揺らぐ感覚がありました。
それでも学びをやめなかったことで、
ひとつ、はっきりと気づいたことがあります。
合格していなくても、暮らしはすでに少し軽くなっていた
──それは、思っていた以上に大きな変化でした。
50代になり、定年ではなく、早く仕事を退職しました。
この選択に後悔はありません。
むしろ、自分の体力や気質を考えると、
無理のない、私に合った生き方だと思っています。
生活の中で大きな波を起こさないこと。
それは、家族の健康や日常の安定も含めた願いでした。
波が起これば、全身でバランスを取らなければなりません。
出る杭は打たれ、
そっと身を潜めていても引き上げられてしまうこともあります。
だから私は、
「可もなく不可もなく」を大切にしてきました。
そんな中で選んだのが、FPの学びでした。
資格そのものよりも、
生活を理解するための“道具”としての知識がほしかったのです。
しかし、結果は不合格。
しかも二度。
実技は合格したものの、学科が通りませんでした。
二度目の結果を見たとき、
自信が音を立てて崩れていくのを感じました。
情けなくて、悔しくて、
「なぜ私は、こんなことを始めてしまったのだろう」
そんな思いも、正直ありました。
それでも同時に、
このままで終わるのは、これからの自分の生き方に良くない
という感覚も、確かにあったのです。
私は、がむしゃらな努力ではなく、
自分に合ったやり方を探すほうへ進むことにしました。
50代のFP2級勉強でつまずいた「数字」と「言葉」の混同
FPの勉強で、私が一番つまずいたのは
数字と制度が頭の中で混ざってしまうことでした。
たとえば、こんな具合です。
言葉も数字も、どれも近い。
学習分野も重なり合う。
テキストでは理解したつもりでも、
少し時間が経つと、霧のように曖昧になります。
「覚えられない自分はダメなのでは」
そう思ったことも、一度や二度ではありません。
でも今は、少し違います。
これは能力の問題ではなく、50代の脳の使い方の問題だ
そう受け止められるようになりました。
問題集中心から、テキストに戻って気づいたこと

これまでの私は、
問題集をとにかく回す学習をしてきました。
動画もよく見ていました。
けれど、テキストを最初に一度読んだきり、
その後はほとんど触れていなかったのです。
最近、改めてテキストを読み直しています。
すると、不思議なことが起きました。
問題集を3回ほど回したあとに読むテキストは、
以前とはまったく違う顔をしていたのです。
「ああ、ここはそういう意味だったのか」
「この数字は、ここにつながっていたんだ」
点だった知識が、線になり、
線が、生活の場面と結びついていく感覚がありました。
50代の今、
記憶がすっと入らない現実は、確かにあります。
でもその代わり、
理解したことが、生活の中で定着する
そんな感覚も芽生えてきました。
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私は独学でつまずき、数字や制度の整理で何度も混同しました。
もし最初から「全体像→要点→確認問題」という流れで学べていたら、
遠回りはしなかったと思います。
ユーキャンのFP講座は、
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「もう一度、暮らしの中で理解したい」方には、現実的な選択肢だと感じました。
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合格していなくても、暮らしは変わっていた

FPの勉強を続けていて、
気づけば、日常の見え方が変わっていました。
保険の仕組み。
税金の考え方。
固定費という言葉の本当の意味。
以前なら避けていた話題を、
今は落ち着いて見られるようになっています。
完璧に説明できなくてもいい。
すぐに判断できなくてもいい。
「知らないから怖い」状態からは、確実に抜け出している
そう感じています。
合格は、まだ先かもしれません。
それでも、
学び続けた時間が、
確実に生活の余白を広げてくれました。
あの頃の私に必要だったのは「設計」だった

正直に言うと、
今振り返れば、
最初から通信講座という選択肢を取ってもよかった
そう思っています。
独学が合う人もいます。
でも、当時の私は、
そんな状態でした。
もしあのとき、
「最初から道筋が引かれている学び方」を選んでいたら、
結果は違っていたかもしれません。
それでも、
遠回りしたからこそ、
自分に合う学び方が、今はよくわかります。
合格より先に得たもの
FP2級に二度落ちたことは、
私にとって、決して誇れる経験ではありません。
それでも今、はっきり言えることがあります。
学び続けたことで、
私はもう、元の場所には戻れない。
数字を避けていた頃の自分には、
もう戻らない。
制度を「難しいもの」とだけ捉えていた自分にも、
戻らない。
静寂な暮らしは、
何もしないことではありませんでした。
理解できることが増えることで、
心が静かになる
そんな形もあるのだと、今は思っています。
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